内部リンクを効果的に機能させるためには、ナビゲーションが欠かせません。ナビゲーションにはさまざまな種類があるがここでは、グローバルナビゲーションとパンくずリストを中心に活用ポイントを紹介してきます。
ナビゲーションの基本として、WEBサイト内のページに共通するリンクメニューのことですべてのページに共通する「グローバルナビゲーション」やページの側面に表示される「サイドバーナビゲーション」、階層順にリンクを示す「パンくずリスト」などが代表してあげられます。
グローバルナビゲーションはWEBサイトのすべてのページの上部や、下部に設置されます。検索エンジンは内部リンクが多く集まっているWEBページを重要なページと判断をします。つまり、すべてのWEBページに共通して設置されるグローバルナビゲーションのリンク先は、それだけで重要なWEBページだという判断を下されることになります。ナビゲーションはリンクのリストであることから、あくまでもリストを意味する<ul>タグを使うことをオススメしています。このタグを記述することで、これがナビゲーションであることをしっかり伝えましょう。
パンくずリストとはユーザーがWEBサイト内のどこにいるのかを分かりやすくするために、上位の階層となるWEBページを階層順に並べ、リンクとして設置されたリストのことです。これを使用することで、各ページの上下関係を示し、検索エンジンにWEBサイトの構造を適切に伝えることができます。さらに、カテゴリ分けがしっかりされたサイトの場合、アンカーテキストにリンク先ページのキーワードを含めることが、簡単に実現できてユーザーにも検索エンジンにも分かりやすく伝えることができるのです。
パンくずリストを構造化データで設置をしましょう。構造化データとは、HTMLで記述されている情報を検索エンジンのようなロボットでも理解できるように意味付けをするメタデータのことです。これを使用することで、検索エンジンにパンくずリストであるということを、より正確に伝えることが可能になり、マークアップすることが今後スタンダードになっていくとも言われているので、マスターをしておくことが重要となります。
次回は、キーワードや表記を意識してコンテンツを構築していくことについてをご紹介していきます。