サイトマップには3つの種類があります。1つ目は、「WEBサイトの設計時に使用するサイトマップ」です。2つ目は、もっとも一般的なものと言える「ユーザー向けのサイトマップ」です。3つ目は、SEOにおいて重要な意味を持つ「検索エンジン向けのサイトマップ」です。WEBサイトの設計向けサイトマップはエクセルで作成しますが、あとの2つはそれぞれ異なる形式で作成されます。
ユーザー向けサイトマップは通常WEBサイトの1ページとして公開されるためHTMLで作成されます。これはWEBサイト内の主要な各ページが一覧できるようになっていることが一般的であり、「WEBサイトの目次」というべき位置付けであるのです。
一方、検索エンジン向けのサイトマップは通常のクロールでは検出が難しいWEBページの情報を、検索エンジンに効率的に伝える大切な役割を担っています。素早く検索エンジンに新規ページの存在を認識してもらうことができ、基本的にはXMLという言語を使って作成され、検索エンジンに提供されます。このとき、サイト内から直接リンクする必要がないが、検索エンジン向けサイトマップにURIを記述するか、直接検索エンジンに申請作業を行う必要があります。
URI:URLを拡張し、所在情報だけでなく識別情報を表すための書式を定義したもの。
検索エンジン向けのサイトマップは「Screaming Frog SEO Spider」というツールを使用すれば簡単に作成が可能になります。
このツールは主に、全URLのリスト化、ページタイトルのリスト化、<h1><h2>タグのリスト化、画像ファイルのリスト化、XMLのサイトマップの作成が可能です。
このようなツールを駆使してサイトマップを作成していきましょう。
次回は、WEBページの表示速度を向上させるポイントについてご紹介していきます。