スマートフォン施策

sumaho

年々多くのユーザーがスマートフォンを所有するようになってきています。そうしたデバイスの変化に対応することはSEOを有利に進めるうえで欠かせないことです。日本では2014年までに53.5%の人がスマートフォンを所有しています。米国やフランスでは約70%、英国では約80%、韓国やシンガポールでは約90%の所有率があり、世界的にも多くのユーザーがいます。

こうしたスマートフォンの普及率に検索エンジンもスマートフォンにとって使いやすいように改良されてきています。たとえばGoogleは2015年4月に「モバイルフレンドリー」に対応しているかどうかによって、WEBサイトの評価を決めるアルゴリズムを導入しました。これは、スマートフォンで閲覧した際に、最適なWEBページとして表示されることを意味しています。つまり、スマートフォンで検索した場合、スマートフォンに最適化されていないパソコン向けのWEBサイトは、検索結果の上位に表示されにくくなってきているということです。すでにスマートフォンによるWEBサイトの閲覧が主となっている業界のあるため、今後のWEBサイトではスマートフォン施策は必須と言えます。

WEBサイトをスマートフォンに対応させる方法のなかで、特に有名なのは「レスポンシブWEBデザイン」というパソコン、スマホ、タブレットなどのデバイスに応じて最適化されたWEBデザインを出力できる技術のことで、HTML、CSSの知識があれば簡単に実装することが可能です。

代表的なものは、デザインをつかさどるCSSをパソコン用とスマホ用、タブレット用に分けることです。それぞれの画面サイズに合わせてCSSを切り替えることで、それぞれに最適なデザインを適用する仕組みです。まずは、基本的な具体策としてスマートフォンや、タブレットなどに最適なCSSをそれぞれ用意したうえで、それらを適切に切り替えるための記述を<head>タグ内に追加することです。

レスポンシブWEBデザインが完了したら、しっかり対応しているか確認をしておきましょう。Googleが公開している「モバイルフレンドリーテスト」のツールを参考に、評価されるサイトへと仕上げていきましょう。

次回は、好ましくない内部施策の具体例についてご紹介していきます。