WEBページの問題点を明確に分析するポイント

ポイント書き

ツールを使用すれば詳細なデータが確認できるが、漠然とデータを眺めても意味がありません。WEBページの問題点をより明確にするために、コンバージョン率とキーワードを意識した分析をしていきましょう。

検索エンジンからWEBサイトにたどりついたものの、問い合わせやコンバージョンに至ってくれないユーザーが多いこともしばしばあります。このような場合、「コンバージョン」率が悪いなどと言われることがよくあるが、このコンバージョン率を意識することでWEBサイトの問題点や改善点を分析しやすくなる。

まずは、コンバージョン率そのものから深く掘り下げておきましょう。そもそもコンバージョンとはWEBサイトごと個々に設定されており、WEBマーケティングの1つのゴールのことです。

具体的には、サイトに訪問したユーザーがそのWEBサイトに目標として設定されている「サービスの申込」「商品の購入」「問い合わせ」「ユーザー登録」などのアクションを実際に起こすことを言います。

コンバージョン率はWEBサイトで取り扱っている商品、サービスやコンバージョンの内容によっても異なるが、一般的な目安としては1%ほどと言われています。1日の訪問数が100人のWEBサイトの場合、実際の商品やサービスの購入ページで購入したユーザーが1人という計算になります。そのため、WEBサイトを見てくれた100人のうち1人に近い数字がコンバージョンできているかどうか、ということを意識して分析することが重要です。

また、ユーザーがWEBサイトに流入してから購入や申込までのプロセスが極端に長い場合、フラストレーションから離脱してしまうユーザーが出てくるため注意しましょう。直帰率や離脱率、ユーザーの滞在時間などをよく分析してユーザーを迷わせず、コンバージョンさせるためのページ設計ができているか確認が必要です。

ターゲットとして想定していたキーワードと実際にWEBサイトが上位表示される検索クエリがある場合は、検索エンジンによるWEBサイトの確認とのミスマッチを埋めることを課題とし、クリック回数が多い検索クエリがあったとしても流入したランディングページからすぐにユーザーが離脱しているとしたら、コンテンツの内容に問題があると考えましょう。

ユーザーが求めているこうした情報をよく分析し、情報がスムーズに伝わるように都度改善をしていくことを心がけましょう。

次回は、内部対策を改善する方法についてご紹介していきます。