内部対策を改善する方法

bunnseki

分析によってWEBサイトの抱える問題点が把握できたら、それらを改善する作業に入っていきましょう。ここでは、アクセス数とコンバージョン率を向上させることを主軸とした、内部対策の具体的な改善ポイントについて解説していきます。

WEBサイトでのコンバージョン率を向上させたいからと言っても、ユーザーのアクセス数をひたすら上げるための施策をしているだけでは、あまり効果はありません。反対に、コンバージョン率が悪くないとしてもユーザーのアクセス数自体が低いのでは意味がありません。ユーザーのアクセス数が少ないのであれば、どれだけコンバージョン率が高くとも、数を伸ばすことは困難です。また、コンバージョン率が低いのであれば、どれだけアクセス数はなかなか上がりません。その観点から、アクセス数とコンバージョン率をそれぞれバラバラに考えて分析するのではなく、アクセス数とコンバージョン率を同時に分析していくことが重要になります。

ただし、同時に複数の改善策を実行してしまうと、どの改善策によってどのような影響が発生したのかが突き止められなくなってしまいます。そのため改善を行う場合は、アクセス数ならアクセス数、コンバージョン率ならコンバージョン率という具合に、個々の改善テーマを1つずつ狙いましょう。それによってどのような変化が現れるか確認する作業を大切にしましょう。

サイトのアクセス数が思わしくない場合、SEO対策を見直してターゲットとするキーワードでWEBサイトが検索結果の上位に表示されるようにしなければなりません。ユーザーは検索結果の上位に表示されればされるほどWEBサイトに訪問されます。まずは検索エンジンにおいてターゲットとする検索キーワードで、自社のサイトが何番目に表示されるか把握しましょう。

GoogleAdWordsのキーワードプランナーを使用すれば、キーワードごとの競合性を確認できるため競合性が高くないかを確認しましょう。そうした競合性に高いキーワードの設定問題があると思われる場合は、複数の単語を掛け合わせたミドルワードや、固有名詞を含むブランドワードなどの中でターゲットとするキーワードを模索することが改善策の1つとなります。

カテゴリページのカテゴリ名にキーワードがしっかりと含まれているかや、詳細ページの見出しや本文に適切にキーワードが盛り込まれているか、また、アンカーテキストにリンク先を示すキーワードが設定されているかなど、あらためて確認をしておきましょう。WEBページが検索結果に表示されるときの検索クエリと、そのWEBページのコンテンツがきちんと関連しているかを確認することも重要です。

アクセスしてくれたユーザーのニーズに応えられるように、キャッチコピーや本文が適切に作りこまれているか、また、ページタイトルを見直してより誘因力の高いものへと修正していくことも心がけていきましょう。

次回は、分析とともに外部対策を改善する方法についてご紹介していきます。