構造化データマークアップの具体例

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通常のHTMLではコンテンツの意味付けに限界がありますが、構造化データでマークアップすればより正確な意味付けが可能になります。

そこで構造化データの使用である「schema.org」が役立ちます。これを準拠することでそこに何が書かれているかをメタ的に示し、より正確に検索エンジンに伝えることができるのです。

例えば、「ここでは地域について書いています」「これは駅の名前です」などと言ったHTMLの機能だけでは伝えきいれない詳細な情報を検索エンジンに伝えることができます。

基本的には4つのプロパティを理解すればschema.orgを使うことができます。

itemscope:microdataを取り扱うことを宣伝する。

itemtype:microdataの種類をURLで指定する。

itemprop:情報の細かい項目を指定する。

itemref:離れた場所に記述してある情報とリンクする。

なお、「microdata」とは広義で「Google(検索エンジン)に伝える情報」だと解釈しておきましょう。

microdataでは、まずは検索エンジンに対して「microdataを取り扱う」と宣言する必要がある。それが「itemscope」に該当する。そして続く「itemtyp」で、microdataの種類を示しています。itemscopeは宣言に過ぎないため、何らかの値を指定する必要はありません。一方でitemtypeはmicrodataの種類を示すため、値を指定する必要があります。注意が必要なのは、itemtypeの種類はURLで指定する必要があるのです。

schema.orgを駆使して正確に検索エンジンに伝えていきましょう。

次回はコンテンツを豊かにする動画の実装ポイントについてご紹介していきます。