外部施策を行ううえでの重要ポイント

jyunni

外部施策では外部リンクの構築が中心的な施策となるが、むやみに外部リンクを増やせばよいというわけではない。検索エンジンから評価される外部リンクを構築するために必要なポイントをおさえておきましょう。

WEBページの重要度を決定するためのGoogleのアルゴリズムである。検索キーワードに対する適切な結果を得るために欠かせない、外部リンクに関する中心的な技術である。ページランクでは基本的に、外部からリンクされていればいるほどそのWEBページの重要性が高いと判断されています。

この考え方の基になっているのは、学術論文の重要性を測る指標なのです。重要な論文ほど多くの引用がなされているため、学術論文を客観的に評価する際には、ほかの論文からの被引用数がその指標の1つとなります。

そこから、リンクがより多く集まっているWEBページはより重要であるというページランクの発想が生まれたのです。そのため、ページランクを攻略して検索エンジンで表示上位を狙うために外部リンクを集めるための外部施策が重要視されてきました。

ページランクはGoogleの特徴的な考え方を示したものではあるが、200以上あるとされるランキングアルゴリズムのうちの1つでしかないことを忘れてはなりません。過去にGoogleツールバーをWEBブラウザにインストールすることで、自分のWEBサイトのページランクを確認することができました。しかし、このツールバーのページランクは数カ月に一度のみしか更新されず、現在では更新が止まっています。ページランクが高いほどGoogleに評価されているというわけではありません。つまり、ページランクに外部のリンクの獲得のみを行ったとしても、必ずしも検索結果で上位表示されるというわけではないのです。

SEOの外部施策を考える際に、よく登場するワードに「ドメイン分散」と「IP分散」があります。

ドメイン分散・IP分散:同一のドメインやIPアドレスからリンクが集中しないように、自然に分散されること。IPアドレスが異なればドメインも異なることになるため、IP分散が主流となっている。

これはどちらも外部リンクによって検索エンジンでの表示順位を上げる場合に有効な施策だとされています。

次回はIP分散サーバーの注意点についてご紹介していきます。