ドメインやIPアドレスが分散されている必要があるということは、これまでの解説で理解できたのではないのか、こうした背景から多くのSEO施策会社はドメインやIPアドレスを分散して獲得するために、さまざまな手法を試みてきた。そのうちの1つが「IP分散サーバー」と呼ばれるものです。
IP分散サーバーとはバラバラのIPアドレスをパッケージとして提供しているレンタルサーバーのことです。これは一般的に異なるレンタルサーバー会社から一部のIPアドレスを借りてきたうえでパッケージとしたものである。多数のIPアドレスが必要な外部施策には持ってこいとされ、実際に多くのSEO施策会社が利用することになりました。
しかし、このようなIP分散サーバーのニーズはSEOを意識した人為的な外部リンクの構築のためにしか、ニーズがないのです。つまり、IP分散サーバーのサービスで提供されているIPアドレスに同居しているほかのWEBサイト群も、ほとんどがSEO目的の外部リンク構築用のWEBサイトである可能性が非常に高いのです。
IP分散サーバーのIPアドレスに同居しているほかのサイトも、そうした無価値なWEBサイトである可能性が高く、IP分散サーバーが提供しているIPアドレスは、外部リンク用の無価値なWEBサイトが大量に関わっている可能性が非常に高いため、そのIPアドレス自体が検索エンジンからスパム的なIPアドレスだと認識されるリスクが高くなるのです。
IP分散サーバー:複数のIPアドレスを使用しているレンタルサーバーのこと。主に外部リンク構築に利用され、サーバーにより分散率が異なり分散率が高いサーバーは通常のレンタルサーバーよりも割高になる傾向がある。
キーワードで検索した場合の表示順位の向上につなげるためには、キーワードをアンカーテキストに含めるという施策もSEO施策における基本の1つとされています。自分のWEBサイトにリンクを貼るためのアンカーテキストにその、キーワードが含まれていれば検索エンジンはそのキーワードに関連したWEBページであると認識してくれる。その結果、そのキーワードで検索した場合の表示順位の向上につながるでしょう。
次回は外部リンクを獲得するためのさまざまな方法についてご紹介していきます。