形だけで内容のないサテライトサイトを量産しても、検索エンジンのガイドライン違反となるだけなのです。メインサイトとの住み分けを意識しながらも、メインサイトと同様にユーザーのニーズに応えられるよう手間をかけていきましょう。
検索エンジンの評価基準がコンテンツを重視するものになってきたとはいえ、いまだ被リンクが重要であることに変わりはありません。そのため、外部サイトからのリンクを得ることを主目的としてサテライトサイトを立ち上げているという事業者は少なくないのです。もちろんサテライトサイトから、メインサイトにユーザーを誘導することを主目的としている事業者も多い。ただし、サテライトサイトによる被リンクや誘導は、やはり場合によって検索エンジンからマイナス評価を受けかねないのです。
サテライトサイトの作成時に気にかけておくべきなのは、Googleのガイドラインに抵触しないかということである。それも、Googleはウェブマスター向け公式ブログで「誘導ページ」がガイドライン違反である旨をはっきりと述べているからです。
「誘導ページ」とはユーザーを特定のサイトに誘導したり、資料請求などをさせたりすることだけを目的に作られたユーザーに独自の価値を提供していないページ群のことを言います。
サテライトサイトのSEO施策のポイントは、見込み客をメインターゲットに有益なコンテンツを提供する、オリジナルコンテンツを作成する。ほかのサイトのコピーはNG。一定のボリュームがあるコンテンツを掲載する。メインサイトと関連性のあるコンテンツ、キーワードで作成する。週1つ最低でも月1つはコンテンツを追加する。
誘導サイトと認定されないようにするためだけでなく、いっそう集客を促進するためにも上記の各項目を徹底していきましょう。
関連キーワードをターゲットとして、それにマッチするテーマのサテライトサイトを用意すればより効率的に集客に結び付けることができるのです。
次回は、SEO上好ましくない外部施策の具体例についてご紹介していきます。