SEOを行う上でよく耳にするコンテンツマーケティングは、WEBサイトの価値を高めるために非常に効果的な施策です。ますはコンテンツマーケティングの重要性についてしっかりと理解していきましょう。
「AISCEASの法則」に代表されるユーザーの購買行動プロセスについてユーザーは何かの購入を検討しているときに、ほぼ必ず情報収集や商品の比較検討を行うとされています。スマホやモバイル端末の普及により、情報収集の手段として近年もっとも使われているツールがGoogleやYahoo!などに代表される検索エンジンです。
まず検索エンジンで興味のあるキーワードを検索し検索結果の上位に表示されたWEBサイトにアクセスし、掲載されている情報を吟味して有益な情報であると判断した際に、購入の可否を決定する。そのため、ユーザーが情報を吟味する際に、WEBサイトがポジティブで最適な情報を提供できていれば、購入につなげることができます。反対に、WEBサイトでユーザーに情報がうまく提供できないときや、ユーザーが批判的なコメントやネガティブな情報を閲覧してしまった場合には顧客を逃がしてしまいます。
このような機会損失を防ぐ為には、検索エンジンを使って情報収集をしているユーザーに対してどうすれば適切な情報を提供できるのか、WEBサイト内のコンテンツとしてどう盛り込んでいくかを考え運営していくことが大切です。
集客と成果をより高めるマーケティング手法こそ、コンテンツマーケティングです。さらに低品質なWEBサイトを検索結果の上位に表示されにくくする「パンダアップデート」や、サイト内の文章を長文で検索できるようにする「ハミングバード」などがGoogleによって導入されたことも、コンテンツマーケティングの重要性を加速させています。
WEBサイト内のコンテンツを充実させることは、ユーザーへの情報提供だけにとどまらず、SEOにおいてもきわめて重要です。
パンダアップデートはWEBサイト内のコンテンツの品質を見極めて低品質なコンテンツを提供しているWEBサイトの掲載順位を下げ、良質なコンテンツを提供しているサイトの順位をあげるアルゴリズムです。そしてハミングバードは「渋谷でおいしいパスタ屋さんはどこ」などと言った自然言語でも、最適な検索結果を表示することができるアルゴリズムです。
これらはWEBサイト内のコンテンツ内容自体をGoogleが適切に理解しようとしていることが見て取れます。機械的な視点からではなく、よりユーザーに近い視点からWEBサイトを評価しユーザーにとって最適な検索結果が表示されるように進化してきています。
このようなアルゴリズムを駆使して、より良いWEBサイトを目指していきましょう。
次回はユーザーの視点でコンテンツを考えていくことについてご紹介していきます。