ビジネス用のWEBサイトには、コンバージョンという目的があり、その目的を明確にしておきユーザーがWEBサイトに流入してからのプロセスを具体的に想定しつつ、WEBサイトの構成を作りこんでいく必要があります。
ここでのポイントはユーザーの購買行動プロセスを具体的にイメージをする。ターゲットとするユーザー層を明確にする。サイトマップからWEBサイトの構成を組むなどが挙げられます。
まずは、誰に何を行ってもらうためのサイトにするかをできるだけ明確にイメージすることが大切です。そしてそのユーザーがどのような経路でコンバージョンまで到達するかの流れをイメージしなければなりません。
こうした具体的なプロセスを定めたうえでWEBサイトを構成していけば、コンバージョンを達成しやすくなります。
そこで、「AISCEASの法則」というユーザーの購買行動プロセスのモデルを参考にしてみましょう。
ユーザーは基本的に「注意」Attention→「興味」Interest→「検索」Search→「比較」Comparision→「検討」Examination→「購買」Action→「共有」Shareという流れで購買行動をします。
これらの各プロセスをあらかじめ想定しておき、それぞれのプロセスにおけるユーザーに適したコンテンツを用意しておけば購買行動プロセスがうまく流れていくのです。
その中でも「興味」Interest,「比較」Comparision,「検討」Examinationに対する、コンテンツは特に重要となります。
まずはWEBサイトを見てもらいたいユーザー層をしっかりと決めましょう。WEBサイトで扱う商品に応じてターゲットとするユーザー層を設定しておけば、適切な訴求内容がイメージできるようになるのです。
SEOにおいては、検索キーワードのフレーズがコンテンツに含まれるようにすることは非常に大切です。WEBサイトを閲覧するユーザー層が、どのようなキーワードで検索する傾向があるのかしっかりと調査をしておきましょう。
それらを踏まえたうえで、サイトの構成を組み立てていきます。サイトマップを作成するにはユーザーがWEBサイトにアクセスしてから、どのような流れでコンバージョンに到達するかというストーリーをしっかりイメージしたうえで、必要なコンテンツを準備する必要があります。
「興味コンテンツ」「比較コンテンツ」「検討コンテンツ」が抜け落ちないように、しっかりと書きだしておきましょう。
コンテンツは分類分けをすることが大切です。一般的には「商品情報」「役立つ情報」「信用情報」の種類から、細かく分けていき、カテゴリは「品種別」「目的別」「分野別」などが主に挙げられます。
この分類により、WEBサイトのディレクトリの構成が決まり各ページのURLが決まっていくのです。
SEOにおいてはURLをあとで変更することはできないので、サイトマップを決める段階でしっかりと構成を練っておくことが大切なのです。
サイトマップ:WEBサイトの全体像を把握するために、ページ構成を地図として示したもの。ページ間のつながりが分かりやすいようにリンクが階層構造で示される場合が多い。
次回は適したキーワードを選定するためのポイントをご紹介していきます。